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先
ネ
タ
バ
レ
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K
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★理科…制限時間40分(80点)
[1]メダカの誕生
前半はメダカの知識を問う、後半はメダカの求愛行動の考察。
前半部分は易しい。ただし(6)受精卵の並べ替えのみやや迷いやすい。
後半は、昨年より問題形式がA4冊子になったのを生かして、大掛かりなデータを読み取って解く問題となっている。
(8)求愛行動の五感はともかく、(9)実験改善方法は解ききるのがかなり大変であり、後回しにした方が吉。
[2]天気の変化
日本の天気に関するいろいろな問題。
(3)赤道上の自転スピードは、地球の半径が本文に与えられている親切設計。愛光受験生なら地球の直径は暗記しておきたい。
(5)ひまわりの雲画像の読み取りの出題はこの25年で3回目であるが…H10、H23のときと同じく、またまた冬の雲画像である。
(6)台風の風向考察は、H14のリメイクと言えるが、そのときよりデータの手がかりが少なく、厄介な問題となっている。
[3]中和
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の混合に関する問題。
前半は液性に関する基礎知識なので落とせない。
後半は定番の、中和後に蒸発させて残る固体の計算で、練習量で差がつく問題である。
[4]電流
4つの回路に流れる電流を考える問題。
図3の回路のみ少し厄介で、ここをきちんと処理できればこの大問の全問正解有望。
[5]てこ
長さや重さの異なる3種類の棒のつりあい考察。
今年もやはり出ました、もはや愛光理科のシンボルともいえる、つりあいの計算問題。
棒の重心をきちんと作図した上で考えないと、(1)から詰まってしまう。
難易度はやや高いが、「愛光理科ならてこの応用問題が出るゾ」とわかっているから、このレベルであってもある程度太刀打ちできるように練習を積んでおきたい。
本年の愛光理科は、基本問題・差がつく問題・応用問題のメリハリがついているセットであった。
データを読み取る問題が例年より解きにくかったが、そこが平均点があまり伸びなかった原因と予想する。
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