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・土佐中算数A…45分
例年通り、空欄補充のみで答えのみの採点。
[1]小問集合
(1)逆算は絶対落とせない。
(2)も計算で、土佐中で2問連続計算問題は珍しいが、ここは1/20-1/22=(22-20)/(20×22)といった工夫をしないと、最後の約分がめんどくさい。なお、2024を研究して素因数分解したことがあれば有利だった。
(3)半円の面積、(4)正方形と角度、(5)仕事算は超基本。
(6)過不足算は、定員を埋めるには何人不足するのかを言い換える少し複雑なタイプ。
(7)扇形の組み合わせは一見すると超典型的な問題だが、与えられているのが半径ではなく面積なので、等積変形をしてから「半径×半径なら求まる円」か「芋率」に持ち込んでいく。
「半径×半径なら求まる円」は近年の土佐中で頻出なので要チェック。
[2]面積比
正方形を面積の等しい6つの長方形に分割する。
縦または横の揃っている長方形を見つけて面積比と線分比に持ち込んで解く。
有名問題集にも掲載されている、H22土佐B[1](5)立方体の体積5等分のリメイク版といえる。
[3]ニュートン算
テーマパークの入口をあけた時に行列がなくなる時間。
テキストによくあるタイプの問題で、のべ形式でも追いかけ算形式でもOK。
ニュートン算が苦手な受験生は割と多いが、典型的な問題なので取りたい。
[4]規則性
○○○○○←こんな感じで白と黒のご石を並べて正方形を作る。
●●●●○ 簡単な数で調べて規則を見つけるタイプの問題。
●●●●○ 白と黒の個数を順に調べていけば規則が見つかる。
○○●●○ なお、H14土佐A[2]のリメイクと考えられる。
○○●●○ その過去問で本質まで理解していれば有利だった。
・土佐中算数B…45分
例年通り、考え方も採点対象。
[1]速さ
速さの異なる3人の100m走の考察。
この手のタイプの問題は速さと比を求めたくなるが、(1)(2)の流れから実際に秒速を出した方が結果的には分かりやすい。
小数や分数の計算が何度も出てくるが、難しくはないのでここは全問正解したいところ。
[2]倍数算/鶴亀算?
ある植物園の入場者数と売り上げの考察。
(1)は片方一定の倍数算で、これは取らないと話にならない。
(2)は一見するといもづる算だが、親子ペアになれない大人140人は大人券確定であることから、残りの親子120ペアについて考察するという、面白い問題である。
[3]濃度算
容器Aに入っている食塩水を容器Bの食塩水に移す。
(1)はただの計算問題、(2)もそれぞれの食塩の重さがすぐわかるので難しくはない。
ここも全問正解を目指したい。
[4]平面図形(相似)
直角三角形を4つ組み合わせた四角形の考察。
こっこれは昨年に続き相似の難問枠か?と一瞬身構えるが、(1)は3:4:5の直角三角形の相似を使うだけ。
(2)は垂線DHを引ければ相似で華麗に解決できる。すると(3)もたやすく…と言いたいところだが、計算が煩雑になるので正解率は低いのかもしれない。
本年の土佐中算数は易しめで、算数が得意であれば9割近くの得点が見込める。
ボーダー付近の受験生は、算数A小問集合の(2)計算と(7)面積で時間を食ってしまわなかったかが勝負の分かれ目となるだろうか。
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