こ
の
先
ネ
タ
バ
レ
O
K
?
[1]正誤問題
学芸理科のオープニング恒例の出題形式。
なぬっ2017年の時事問題(うるう秒)が出るとは…
問3のストロマトライトは厳しいのではないか。
ここはここ数年では少し難しめだという印象。
[2]記述問題&お絵かき
この位置に記述問題がくるのも恒例となった。
ここはまあ厄介な問題はない。問3はスチール缶=鉄でできていることくらいは知ってるよね?
[3]種子の発芽と成長
種子と発芽のよくある問題。基本問題だが記述形式が多い。
問7のハウス栽培と昆虫の受粉以外の関係はやや答えにくい。
[4]地震
2016年12月の高校生サミットを題材にした問題。
H20[7]と同じく、地震の計算問題がメイン。ただし、今回はS波のみ考えればよく、難易度は少しマイルド。
近年は地震に関する関心が高まっているが、中学入試用のテキストでは内容が薄くなりがちなので、今後はより力を入れて学習する必要があるだろう。
[5]水溶液と金属
アルミニウムを塩酸で溶かしたときの水素発生量に関する計算問題。
表の中に完全反応の部分がないが、誘導としてグラフに直させる問いがあるので、定番の表のワナに気付けた受験生は少なくないだろう。
[6]振り子
振り子の周期に関する計算問題。
「振り子の周期をN倍にするには振り子の長さをN×N倍にする」という定番はもちろん、振り子の長さを3倍にしたときの周期を表から判断させる、ちょっとだけ変わった問題も見られた。
そして学芸の振り子ではクギに引っ掛かるタイプが頻出で、今回も出題された。
最後の問題は2つの振り子をふらせたときのおもりの距離に関する問題で、周期に着目して多少調べていく必要あり。
今年の学芸理科は、ところどころに解きにくい問題が混じっているが、一時期ほどの難しさではなく、基本問題を確実に解いていけば6割は確保できただろう。
ただし、例年より記述問題および計算問題がやや多く、理科が苦手な受験生は思うように点が稼げなかったかもしれない。
学芸理科は、
時事問題を除いて超頻出分野は存在しないが、今年で言えば[4][6]のように、過去問の焼き直し問題が散見される。多少古い問題まで演習しても損はない。
PR