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先
ネ
タ
バ
レ
O
K
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★理科…試験時間40分
[1]人体
人体に関する総合的な問題。
基本的内容に、やや正解率が低そうな問題が2つ混ざっている。
(2)は、だ液を「30℃」に保った、という設定がいやらしい。かなり微妙な値なので、答えが割れたのではないか。
(6)は血液循環のプチ計算。決して難しくはないものの、条件が複雑な上に、最後の四捨五入の見落としをしやすい設定だったりで侮れない。
[2]蒸散
植物の蒸散の知識と計算。
後半の計算は難しいわけではないが、値が文字で与えられているので、適切な条件整理をしないと答えにくくなってしまう。
問題にあえて難を挙げるとすれば、実験で使った植物名が明記されていないが、すべての植物が葉の裏に多く気孔を持つわけではないので(ハスなどが反例)、ホウセンカなど身近な植物の名前がリード文にあれば親切だったかなと。
[3]月
公転図から、地球から見た月、月から見た地球を考察。
全体的に定番問題であるが、(5)に関しては月の自転周期と公転周期が頭に入っていなければアウト。
[4]水溶液の性質
実験結果から水溶液を推理する定番問題。
ただし、ビーカーの数と選択肢の数が一致しておらず、実験も8つあるので、きちんと条件整理しないと間違えてしまう可能性あり。
[5]電気
身の回りの電気の使われ方を穴埋め形式で。
ここは、よほど一般常識が抜けていない限り全問正解だろう。
なお、ここ5年連続で出題されていた電流回路の出題は途切れてしまった。
[6]てこ
重ねた棒を少しずつずらしていく問題。
棒の重心を作図し、支点をきっちり決めて丁寧に計算していけば解けるが、先に進むごとに複雑になっていくので、全問正解は容易くない。
棒を合体させて重心を合成する方法だと、長さが分数になるので、解く上で楽にはならない。
数年前の岡山白陵と同じ設定という指摘を受けたが、現時点で入手できていない年のものかもしれない…orz
1992年以来継続して出題されている、つりあいの計算は今年も健在だった。
今年の愛光理科は易しめだった。
平均点は60/80点にギリギリ乗るか乗らないか、というところだと思われる。
このところ愛光理科の難易度の乱高下が激しいが、難しめになるという前提で対策を立てよう。
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