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  • 2024.04
高瀑渓~幻の素掘り隧道・最終回
その3からの続き。
ようやくその御姿を我に晒してくれたっ
遭遇時刻=15:20

隧道に少しばかり接近してみた。
a3f4a9e5.JPG
コンクリ吹付けすらない、生粋の素掘りである。


隧道とほぼ正面に対峙してみた。
a1fb06e8.JPG
素掘りの割に、断面がなかなかでかい。


通り抜けるその前に、手前にある橋を観察してみよう。
橋の扁額を見ると、とある手がかりがあるそうな。
3b4a800f.JPG
これが、ネット上で「十ヶ岳隧道」という名で隧道が呼ばれる根拠となっている。
なるほど、隧道以外も調べた方がいいよ、ってな好例というわけですな。
ただ、読みで気になるのは、「と『う』がだけ」となっている点。
十ならば、読みは普通「とお」だよね…?


ささ、いよいよ潜入ですよ…。
8068741e.JPG
心臓が…心臓が高鳴ってるのがわかる…!


これが内部に広がる景色だっ
aa80f9ae.JPG
素掘りだけあってゴツゴツしてるが、さほど荒々しくはない
断面が広いせいもあって、威圧感はない。
(九州で伝説になっている某隧道のように、広過ぎる素掘り隧道はかえって威圧感があるらしい)


これは…たぶん天井を撮影した写真のはず。
6f35a055.JPG
頑丈そうな岩盤を機械でえいやっと掘ったんだと思う。


一部隧道系サイトで流行している(?)アングル、隧道内部から外をパチリっとな。
af562376.JPG
素掘りの隧道だと、特にこのシチュが様になる気がする。


通り抜けたあと、反対側の坑口も忘れず撮影。
5f7124a4.JPG
こちらは豪快な掘割とセットになっている。


隧道の上部を見上げてみる。
66d71e97.JPG
…。こうしてる時に岩が転がり落ちてきたら、確実にアウトだな。
だが、私は気付いてしまった。
掘割の傍から、ポロポロ…ポロポロ…という音がすることに。
ごく小規模な落石が、現在進行形で起こっていることに!
隧道撮影という目的は達成できたし、転回できる場所があったら引き返そう、うん。


転回場所を見つけるため、ひとまず先に進む。
そんな中見つけたのが、この標識。
7c39954c.JPG
特別地域…名称からして、動植物の採取や放出は一切禁止なんだろうな。


その先のヘアピンカーブで道が少し広くなってた。
4ed2012f.JPG
ほんじゃここで転回しようか。
この先にある滝もちょっと気になるけど、自分の探索のメインじゃないし保留。


つーわけでさっきの隧道をくぐり抜け、隧道傍の広場で小休止、画像チェック。
ここで横目で隧道をちらりと見たら、気になるものが…
f008173b.JPG
なんですかあのちっぽけなは?!
木に隠れて見えにくいが、写真右端に小さな穴が見えるじゃろう。
ないとは思うが、まさかの旧隧道だったりして??


気になりだしたら止まらない。
念のため調べてみよう。
6b4af662.JPG
ざっくざっくと、秋の寒さで衰えた薮をかき分けていく。
地雷のような罠がないかを確かめつつ。


さあ、もう少しだ。
4bc08d3e.JPG
慎重に、慎重に。


穴ぼこに到着。さて、内部は?
65e624e1.JPG
当然のように、数m先しか見通せなかった。
内部や左側の岩盤の様子から考えて、自然にできたただの穴と考えるのが妥当ではなかろうか。


これにて任務は完了。15:40頃、隧道からそそくさと撤収開始。
fa927a91.JPG
帰り際に1枚だけ。
行きには気付かなかったこのクレーン上のモノ。
心に余裕がなければ、見えるべきものも見えない、てか。

16:10、ダートと舗装路の境目に帰還。

  -おしまい-

 
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【2011/11/29 10:50 】 | 隧道・道路 | 有り難いご意見(4)
<<初通過'11.11/27-由岐トンネル | ホーム | 高瀑渓~幻の素掘り隧道・その3>>
有り難いご意見
無題
前半の写真の素掘り、『千と千尋の神隠し』の最初に出てくるトンネルと似てる~~♪♪
もしかして、モデル!?

んなわけないか…('ε'*)☆

でもこんな時間帯にこの素掘りを見ると、私的にはゾッとしますねΣ(ノд<)
【2011/11/30 01:52】| | ♪くじら♪ #7f4cb13fc0 [ 編集 ]


無題
ネットでもほとんど知られていない隧道ですから、映画のモデルではないでしょうねえ。。

実際は昼~夕方前の訪問なので、取材時はゾッとはしなかったですよ。
本当の深夜に素掘りの隧道を訪問したら、とてもじゃないけど潜り抜けられないですっ
【2011/11/30 10:39】| URL | なきいるか #2a1342072a [ 編集 ]


無題
よくぞ御無事で。
【2011/12/12 09:11】| | マフ巻 #936308ad40 [ 編集 ]


無題
距離はありましたが、このくらいのダートであれば、四駆車であれば普通にいけそうです。

一時期話題になっていた、ヨッキさんとこの「清水峠隧道疑惑*」も、やっぱり岩の凹みが正体なんだろうなあと、今回の取材を通して再確認。
*…http://yamaiga.com/road/shimizu2/main10.html
【2011/12/12 13:14】| URL | なきいるか #2a1342072a [ 編集 ]


貴重なご意見の投稿














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